天然酵母と国産小麦のパン|こだわりのないブログ

天然酵母と国産小麦のパン

2020年03月07日

パン屋開業

2018年12月、天然酵母と国産小麦を使ったパンを売りにしたパン屋を開業した。

山あり谷あり。スモールビジネスの難しさを痛感した1年間だった。

こむぎのベーカリーキッチン開店

妻がパン職人、私が経営その他を一切を仕切る役割分担。

4月までは順調に売り上げを伸ばしていた。

「このまま右肩上がりにいけば・・・」と期待をしていたが、世の中、そうはうまくいかない。

厳しい夏

一般的にパン屋やケーキ屋は夏になると売り上げが落ちる。

その通りになった。

妻は「鬱になりそう。」と言う。

確かに愛情を込めて焼いたパンが売れ残る。

パン職人にとって、売れ残るパンを見るのは辛いことだろう。

夫婦の間で口げんかも多くなる。

なんとかしなければと、いろいろ試す。

それでも、客足は戻らない。

1年間はできる限りのことをしようとお互いに話し合い、そう決めた。

常連さんのお客さんは、「大丈夫。我慢が大切」と励ましてくれた。

ありがたい。

しかし、お店の前を素通りしてく通行人を見て、「何かしでかしてしまったのか?」と疑心暗鬼になってしまう。

転機

夏の終わりにある老人ホームでのイベント誘ってもらった。

こむぎのベーカリーキッチン店舗

はじめてのイベント出店。

事情を知っている職員の方々に応援してもらった。

ありがたい。

うれしい。

そのつながりで、地元のフェスタにも急遽出店させていただいた。

ちょうど涼しくなってきた秋ごろ、来客数が上向いてきた。

「おいしいと聞いたので来た。」

「初めて気づいたので立ち寄った。」

「友達にもらったパンがおいしかったので来ました。」

お客さんの声が素直に嬉しい。

パン屋営業中

継続は力なり!

「天然酵母と国産小麦の手作りパン」のコンセプトを崩さずに続けてよかった。