洗濯機を洗濯する|こだわりのないブログ

洗濯機を洗濯する

2021年03月01日

洗濯機

毎日、衣服をきれいに洗濯してくれる全自動洗濯機。

生活になくてはならない家電である。

あるとき、衣服をいつものように洗濯機に入れた。

洗濯槽の上部が黒ずんでカビだらけになっていることに気づいた。

カビの生えた洗濯槽

洗濯機の中を覗き込むと下水のような臭いがする。

洗濯機の前面に記載してある【設計上の標準使用期限】は7年。

この洗濯機を購入して既に8年になる。

買い替えのときであろうか。

しかし、故障もなく元気に毎日洗濯してくれる。

ありがとうの気持ちを込めて洗濯機を洗濯してあげよう。

清掃方法

水が出るところやプラスチックのあたりに黒ずんだカビが見える。

しかし、根本的な汚れは見えないところにある。

全自動洗濯機は、外側の水をためる「水槽」とその中にある「洗濯槽」からなる2重構造になっている。

汚れは、水槽と洗濯槽の間にこびりつくが、手を入れて掃除することはできない。

洗濯機用の洗浄液のあるようだが、汚れがこびりついた洗濯機には効果が薄いようだ。

確実に汚せるのは、分解掃除である。

上部ユニット部品を外す

水槽から洗濯槽を外して掃除する。

まずはじめに、上の操作盤や蓋のついている一体型になっているユニット部品を外す。

これを外すには、裏側上部の小さな2本のねじを外す。

全面がひっかけて固定させてあるので、後ろ側を上に持ち上げて後ろ側の引っ張ると引っ掛かりが外れ、上側の部品が外れる。

注意することは、配線を切らないようにする。

内蓋を外す

水槽と洗濯槽を覆うようにプラスチックの内蓋がある。

内蓋は、水槽に4か所のフックで止めてあるのでフックを外側に開いて外す。

内蓋を外す

これで、水槽と洗濯槽の間が見える。

予想通り、汚れている。

どぶのような臭いも。

羽を外す

洗濯槽の下に水流を起こす羽があるので、これを外す。

はじめに、ドライバーを使ってカバーを外す。

次に、ドライバーで中心にあるねじを1本外し、隙間にドライバーなどを挟んで羽を上に持ち上げて外す。

羽を外す

洗濯槽は4本の小さなボルトで洗濯槽に固定されている。

長年の使用でヘドロとさびで固着していた。

こういう時は、なめやすいのでソケットレンチを使う。

ヘドロとさびでソケットが入らないので、ワイヤーブラシで汚れとさびを落とす。

なめないように注意してボルトを4本外すと洗濯槽が取り出せるはずだが、固着して外れない。

水槽を手で固定して洗濯槽を左右にひねるように力をかけると外れた。

洗濯槽の洗浄

洗濯槽はステンレス製。

内側はピカピカできれいだが、外側は汚れが石のようにこびりついている。

洗濯槽外側

固めのブラシでごしごしするがなかなか取れない。

きれいになった洗濯槽

洗濯槽の底部はプラスチック製で複雑な構造になっている。

垢のような汚れは落とすのに手間がかかる。

水槽の清掃

底にヘドロがたまっていた。

洗濯機を排水溝のある方向に少し斜めにしてブラシと水で流す。

水槽

水槽は、プラスチック製でバケツのような形なので、汚れは落としやすい。

水を流しながらブラシで清掃する。

組み立て

分解の逆の手順で組み立てる。

清掃終了

試運転

「槽洗浄」モードがあったので試運転を兼ねて水で洗浄する。

洗浄中に洗い残しのごみが浮かんできた。

1時間ほどで試運転が異状なく終了した。

臭いもなくなった。

まとめ

洗濯機の分解は、リスクがある。

配線を切ってしまったり、ボルトやねじをなめてしまったりなど、洗濯機を壊してしまうこともある。

自信がないときは、専門家 にお願いしたほうがいい。

洗濯機はの分解方法は、洗濯機によって構造が違うので、事前に洗濯機の構造を調べておくことが大切だ。