2019.05.03
Accessは、多くの便利な関数を装備しているので、これらの関数を使うことで作業時間を短縮することができます。
Dlookup関数も使い勝手のいい関数のひとつで、フォームやレポートに接続していないテーブルやクエリのフィールドの値を表示したいとき、DLookup関数を1行記述するだけで必要な処理ができてしまします。
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DLookup関数は、DSumとDCountと同じ定義域集計関数といい、設定した条件に従って、テーブルやクエリのフィールド値を返します。
書式は次のようになります。
DLookup("[フィールド名]","[テーブル名]","[条件]")
「テーブル名」のところには、「クエリ名」でも設定できます。
条件の設定方法については、 Accessの便利な関数DSum・DCountを参照してください。
条件の設定は省略可能になっていますが、設定しないと何らかの値が取得されてしまうので、実際には必ず設定すべきです。
データがない時は、nullを返してきます。
使用例としては、アプリには、「システム設定」といったような機能を付け、ユーザが使いやすいようにアプリケーションに汎用性を持たせます。
処理をするときにユーザが設定した値をDLookup関数を使ってその設定値を読み込んで、設定に従った処理をするような条件分岐に使うことができます。
その他にもいろいろな用途で使える便利な関数です。
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