ランタイム運用でAccessファイルを最適化するには|みどシステム工房
ランタイム運用でAccessファイルを最適化するには
ランタイムで運用するとき、手動で「データベースの最適化/修復」することができません。
この処理をしないとAccessのファイルはどんどん肥大化してしまいます。
肥大化するファイルサイズに対応するにはちょっとした工夫が必要です。

ゴールデンゲートブリッジ
ゴールデンゲートブリッジ(サンフランシスコ)
【アメリカ合衆国カルフォルニア州】


データベースの最適化/修復

Accessは処理をすればしただけ、どんどんファイルサイズが大きくなってきます。

その肥大化したファイルから不要なデータ等を削除してファイルサイズを小さくするのが、「データベースの最適化/修復」という機能になります。

また、Accessファイルが損傷したときもこの機能で修復することができる場合もあります。

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「最適化/修復」するには

メニューの「ファイル」から「データベースの最適化/修復」ボタンをクリックして、Accessファイルを最適化します。

 

データベースの最適化/修復」ボタン
[データベースの最適化/修復]ボタン

 

しかし、ランタイム運用時にはこのボタンが表示されませんので、どんどんファイルサイズが大きくなってしまいます。

 

最適化のインジケーター
最適化の進捗状況の表示

 

Access終了時に最適化

Accessには、終了時に「最適化」を設定する機能があります。

この機能を設定しておけば、Accessを終了するときに自動的に「最適化」を実行します。

もちろん、ランタイムでAccessを運用する時でも「最適化」を設定しておけば、終了時に自動的に「最適化」を実行し、ファイルサイズを小さくしてAccessファイル肥大化を防ぐことができます。

つまり、ランタイムでAccessを運用するのであれば、この機能を設定する必要があります。

終了時にAccessファイルを最適化する設定は次のとおりです。

「ファイル」⇒「オプション」⇒「現在のデータベース」⇒「閉じるときに最適化する」にチェックを入れる。

 

「閉じるときに最適化」設定画面
「閉じるときに最適化」設定画面

 

[終了]ボタンの設置

画面右上の[×]ボタンをクリックしてもファイルを最適化してAccessを終了しますが、[終了]ボタンを設置してVBAやマクロでAccessを最適化して終了することもできます。

VBAでAccessを終了させるとき、Application.Quitと記述すると最適化せずにAccessを終了するので、DoCmd.Quitで最適化してAccessを終了します。

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