2019年07月01日
2023年04月16日
焼き上がりきれいな赤いパンが焼きあがります。
赤色の正体は、ビーツという野菜で、真っ赤なカブのような野菜です。
八百屋やスーパーではあまり見かけない野菜ですが、ホームセンターで種が売っています。
パンの原料「ビーツ」は「こむぎファーム」で自家栽培しています。
こむぎファームで育成中のビーツ
鮮やかな赤紫色のビーツはロシア料理の「ボルシチ」に欠かせない材料で、甘味があり、煮込み料理やサラダなどに使われます。
「ビーツ」という野菜についてついて調べてみました。
まずは、プロフィールから。
地中海沿岸地方原産で、見た目はかぶや大根と似ていますが、ホウレン草と同じアカザ科になります。
和名は、見た目のように火焔菜(カエンサイ)といいます。
ビーツには、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビタミンC、食物繊維などが豊富に含まれ、「飲む血液」とも呼ばれています。
赤紫の色素は、ベタシアニンというポリフェノールの一種が含まれています。 これらによって、疲労回復、老化防止、腸内環境の正常化、肝機能の向上、ガン防止など体によい効果をもたらす野菜として受け入れられている国もあるようです。
取れたてのビーツをそのまま使うと、泥臭い味がするパンになります。
泥臭さをなくすために、蒸す、焼くなど火を通すと泥臭さも気にならなくなります。
下ごしらえとして、ビーツをまるごと圧力釜で蒸し、皮を剥きます。
そして、ビーツをペースト状にして小麦粉と混ぜてこね始めます。
こね始めは、ボールの中で生地がまとまるまでこねます。
生地がまとまったらボールから出して作業台の上でよくこねます。
こねあがったところで、一次発酵させます。
そして、型に入れて発酵器の中で二次発酵させます。
発酵が完了したら、焼成します。
焼きあがった「ビーツパン」は鮮やかな赤色に焼けました。
泥臭さも気になりません。
混ぜ込んだクランベリーのさわやかな甘酸っぱさとナッツの歯ごたえがいい感じです。
体に良いビーツの成分を含んだ天然酵母と国産小麦の『情熱の赤い「ビーツパン」』はいかがですか。
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