AlfaOBD【フィアット500】|こだわりのないブログ

AlfaOBD【フィアット500】

2025年7月14日

OBD2は、車に故障が発生すると自己診断・記録して警告灯を点灯させてドライバーに異常を知らせるコンピュータである。

フィアット500にもこの機能が搭載されていて、メーター内のディスプレーや警告マークが表示されたときに AlfaOBDというソフトで故障内容の確認ができる。

このソフトで、デュアロジックとクラッチの調整もできる機能があり、フィアット500ユーザは、このソフトを導入したいとこだ。

診断ソフトを使うには、車のコネクターにつなぐアダプターが必要である。

アダプターは、USB・Bluetooth・Wifiでパソコンやスマートフォンでつなげる。スマートフォンにアプリをインストールして使いたいので、Bluetoothのアダプターを探すことにした。

対応するのは、「ELM327」というもので、Amazonで検索すると1,000円台から数万円まである。

ネットで売っている「ELM327」は、ほとんどが中華製で、バージョンの違いで使えないものがあり注意が必要である。

1個目に買ったものは、バージョンが合っていなくて一部データが読み込めず、2個目でビンゴ、すべてデータが読み込めた。

OBD2アダプター

ネット情報からバージョンがV1.5で、PIC18F25K80チップ搭載されてものを2回目に調達した。

「デモ版AlfaOBD」をスマホにインストールして、AlfaOBDを試してみた。

はじめに、運転席のイグニッションキー横についているポケットのあるカバーを外す。

車のコネクター

黄色いコネクターにアダプターを「ELM327」接続する。

コネクターに「ELM327」を接続

イグニッションキーを「MAR」の位置にして、スマホの「AlfaOBD」を起動する。

車に電源を入れる

アプリを立ち上げて、はじめに車種[Fiat]を選択して、[500(Type312)]を選択する。

試しに、エンジンの故障のチェックをする。

[ENGINE]を選択する。

チェック項目選択

車のエンジンは、FIRE1.2Lだが、どれにするか迷うところ。2015年式なので、[・・・・・MY2015]を選択

エンジン選択

[CONNECT]ボタンをタップしてBluetoothで車に接続する。

画面下の[CHECK]と表示されているエンジンマークのボタンをタップして、[READ ALL FAULTS]をタップする。

チェックした結果が表示される。

「No Faults found.」と表示されたので、「不具合なし」ということでよかった。

続いて、トランスミッションのチェックをする。

同様に[CONNECT]ボタン、

[CHECK]ボタンをタップする。

「No Faults found.」と表示されたので、「不具合なし」ということでよかった。よかった。

一部機能制限があるデモ版でアプリが車に接続でき、正常に動作するのがわかった。すべての機能が利用できる有料版は、Google Playで4,500円で購入できる。

1990年代頃から世界的に車のコンピュータ化が進み、車のメンテナスをするとき、故障診断ができるコンピュータが必需品になってきた。

車検でも、予防安全装備や運転支援機能の進化によって、OBD検査の項目が追加されるようだ。

車のディーラーや修理工場で故障診断機を使っているのは知っていたが、個人でも手軽に導入でき、不具合がすぐに特定できるのはすばらしいと思った。

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