Accessフォーム/レポートの効率的利用法|みどシステム工房
Accessフォーム/レポートの効率的利用法
表題や見出しが違う同じような様式のフォームやレポートをよく見かけます。
Accessで同じような様式のものをいくつも作るのは非効率的です。
そのような時、役に立つのが.captionと.visibleです。

CAハイウエー1号線の「ビクスビー橋」
CAハイウエー1号線の「ビクスビー橋」
【アメリカ合衆国カルフォルニア州】


はじめに

ボタンをクリックしたときや条件設定でフォーム/レポートを開いたときにラベル表示を変えることができます。この設定をすることで1つのフォーム/レポートでいろいろな場面に使いまわすことができます。

.caption

.caption は、ラベルなどオブジェクトのプロパティ「標題」を設定します。

例えば、[日付]ボタンをクリックすると

 

見出しラベル「テキスト」の表示が「日付」に変更されます。

 

[日付]ボタンのプロパティ「クリック時」に次のコードを記述します。

Private Sub cmd_日付_Click()
ラベル1.Caption = "日付"
End Sub

 

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.visible

.visibleは、線やボタンなどオブジェクトのプロパティ「可視」を設定します。

例えば、[修正]ボタンをクリックすると

 

見出しラベル「選択」と[●]ボタンと表の罫線を表示させます。

 

コードを記述する前に、フォームを開いたときに表示させないオブジェクト(ボタンと線)のプロパティの「可視」を「いいえ」に設定します。

 

次に、[修正]ボタンのプロパティ「クリック時」に次のコードを記述します。

Private Sub cmd_修正_Click()
ラベル2.Visible = True
cmd_3.Visible = True
直線1.Visible = True
直線2.Visible = True
直線3.Visible = True
直線4.Visible = True
直線5.Visible = True
End Sub

 

まとめ

画面を開いたときに条件によってラベルの表示を変えたり、一部のオブジェクトを非表示にして、効率的なフォームやレポートを作れます。
また、フォーム上では処理中のメッセージ表示などアイデア次第で.caption や .visible でアレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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