佐藤さとるの世界とコロボックル物語

2017-610

現在【横須賀市児童図書館】で…

≪佐藤さとるの世界とコロボックル物語≫が開催され、

本日《佐藤さとる》さんの『ジュンと秘密の友だち』の

モデルになったといわれる甥っ子《佐藤潤》さんの、

【伯父 佐藤さとるとの思い出】という講演会があるというので、

早々に予約をして、楽しみに出かけた

代表作の『だれも知らない小さな国』は、

私が小学校の三年生の時に出会い、本好きにしてくれた原点の本。

数年前には、子どもの通っていた小学校の広報委員会で本の特集を組み、

実際にお会いしてインタビューもさせていただいた大切な思い出もある。

【横須賀市児童図書館】に入ると…

いきなりの素敵な導入サプライズ

階段を上っていくと…自分がコロボックルサイズになっていく

そして会場に近づくと…また元のサイズに戻っていく

会場は《佐藤さとる》ワールド全開の満員御礼

用意された70席も、既に予約でいっぱい

《佐藤潤》さんの講演会は《佐藤さとる》さんの思い出は勿論のこと、

《佐藤さとる》さんの弟にあたる《佐藤潤》さんのお父様を登場させての

お話しも交え、身内の方しか知らない《佐藤さとる》さんを感じられ、

とても素敵な一時間だった

何がそんなに小学生だった子どもの心(今もだが…)

鷲づかみにされたのか・・・?

それが解明されるような話を《佐藤潤》さんが語ってくださった。

【わんぱく天国】の中にある挿絵の一部。

中央のお月様は【花王】のシンボルマークだそうだが、

イラストの時代は、今現在のマークとは逆を向いているそうだ。

そこを忠実にイラストでも再現されたそう。

ファンタジーの世界ではあるが…実話を忠実に交えて、

登場人物や挿絵、そして物語の世界が繰り広げられているので、

思わず引き込まれてしまうのだろう・・・。

コロボックルを描くにあたり、

「夢を夢のように描かないでほしい」

ということで…あの愛くるしい…でも、どこかにいるような

コロボックルの姿がある。

生前の《佐藤さとる》さんの直筆メッセージ

塚山・十三峠の文字に触れ、本当に横須賀のこの地を

愛されていらっしゃったのだなぁと強く思う。

そして今現在、私自身その地で暮らしていることに感謝

『だれも知らない小さな国』に出会っていなければ…

この小さな町に、こんなにも愛着を持てたかは正直わからない。

世の中偶然は無いと…何かの本で読んだことがあるが、

この偶然の必然にありがとう

また、のんびりと本を読み返してみようと思う。

ありがとう佐藤さとるさん