食卓でお目にかかる食材「ネギ」。
野菜栽培を始めたころ、先輩から苗をいただいて育てていたが、種からでも天候に左右されずにたくさん収穫できる。
種まきから収穫まで育成期間が1年以上かかる。
種まきから1年後にとれたてのネギを「ヌタ」にしていただくのが楽しみで毎年栽培していいる野菜だ。
栽培しているネギは、「九条ネギ」という京野菜のネギ。
細身で小ぶりなネギで、葉もおいしくいただける。
味はほのかに甘みがありやわらかい。
育成中の夏でも食べられるがちょっと辛みがある。
やはり旬は寒い12月から2月頃が最高の味になる。
栽培は、9月の種まきから始まる。
種は、お花屋さんやホームセンター、ネットでも売っている。
苗床は、地面に直播してもプランターに適当に巻いても水さえ切らさずにあげていればそれほど神経質になることなく1週間くらいで発芽率100%近くで発芽する。
秋の終わりころになると苗がある程度しっかりするので、畑に仮植えする。
ネギは、肥料を多めにあげると良く育つ。
私見ではあるが、肥料は化学肥料よりも鶏糞や腐った枯草などの自然の肥料の方が野菜はおいしくなるような気がする。
仮植えする前、鶏糞をちょっと多めに畑に入れて耕す。
ネギの苗を2~3まとめて苗の間を10cm程度あけて植えていく。
植え終わったら、鶏糞をパラパラと撒いてあげる。
春先になると雑草が出てくるので、こまめに草取りと表面に見えている鶏糞が見えなくなったら、追い鶏糞するのがコツである。
ネギが鉛筆くらいの太さになったら、本植えする。
普通畑は水はけがよくなるように地表より高く畝をつくるが、ネギは白い茎をつくるために深めに掘ったところに植えていく。
深さは大体シャベルの長さ(掘るところ)の高さ、30cmくらいの深さに掘る。
列間は広め、シャベルの長さ分くらい開ける。
底に土と鶏糞を入れてネギの苗を植えていく。
ちょうど、谷底にネギが植えられているようになる。
夏から秋にかけて、茎が伸びて白い茎が見えるようになったら土で覆ってあげることを繰り返す。
この作業を繰り返すと、谷底にあったネギがいつの間にか、山の上に植えられているようになる。
この間も雑草が勢い良く伸びる。
雑草がネギぐらいの高さまで育ってしまうとネギが蒸れてとろけてしまうので、こまめな草取りが必要になる。
12月頃、寒くなり始めたら食べる分だけ収穫していく。
寒くなると甘みが増してやわらかくなる。
2月ころまでにこの状態で収穫することができる。
種から栽培するにはハードルが高いと思う方には、苗からはじめるのをお勧めする。
ネギの苗は、ホームセンターやネットから購入できる。
苗の本数も手ごろで庭の片隅でも栽培することができる。
はじめてでも、おいしいネギが栽培できる。
数年の経験を積めば、さらにおいしいネギがいただける。
ぜひ、TRYしてみではいかがだろう。
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