「稲包山」は、群馬百名山のひとつである。
奥四万湖から6Kmほど先の新潟県と群馬県の県境にあたりにある三角形の姿が美しい山だ。
標高は1,598m。
1日かけてのんびりと登るによさそうな山だ。
上信越県境の稜線100㎞の「ぐんま県境稜線トレイル」のコースの一部にもなっている。
鹿沢温泉の鳥居峠からみなかみの土合まで続く「ぐんま県境稜線トレイル」・・・興味がある。
いずれは挑戦してみたい。
今回は、下のルートで「稲包山」に登ることにした。
登山の季節としては4月だとちょっと早く、残雪がどのくらいあるかわからないが登ってみることにした。
登山ルートどおり、看板に従ってのぼりはじめた。
一気に稜線まで上がるようで勾配はきついが、景色から標高がどんどん登っているという感はある。
30分くらい歩くと林道からの合流点に到着。
林道からの登ったほうが楽そうだ。
稜線に出ると木々の間から奥四万湖の景色が望め、気持ち良く歩ける。
しばらくすると特徴的な三角の形をした「稲包山」の姿が見え隠れする。
山頂の少し下あたりが白く見える。
残雪があるようだ。
「赤沢山」を回るようにして赤沢峠に。
登山ルートは、道両側の笹が刈られて整備されていて歩きやすい。
東屋の休憩所があり、ここで休憩。
ここを右に行くと「法師温泉」に至るが、「稲包山」は左側の急斜面を登る。
登り切って再び下りになるが、このあたりからところどころに道の上が残雪が見られるようになった。
雪で道がどこにあるのか見えない。
雪は、凍っていないが固く乗っても深く沈み込まない。
トレッキングポールで確認しながら歩く。
残雪が途切れ途切れにあるので、歩くスピードが遅くなる。
気が付くと目の前に目的地がそそり立って見える。
やはり頂上近くまで残雪があるようだ。
朝8時に登りはじめたころは曇っていたが、頂上下についたときは午前11時で無風で天気は良い。
急斜面で頂上の下20mくらいに雪があるが、凍っていはいなく少しずつ登っていけば登れそうだ。
慎重に雪を踏み固めてトレッキングポールを雪に差し込んで登っていく。
残雪の急斜面を登り切った。
午前11時30分登頂成功。
頂上から見る景色は最高だった。
奥四万湖
野反湖方向の山々
苗場方向(高層マンションが見える)
日差しが暖かく気持ちいい。
おにぎりを食べて少し休憩し、慎重にゆっくりと下山をはじめる。
下を見るとその高さを感じる。
無事に急斜面を降りることができた。
そして、来た道をたどって下山した。
今回は天気に恵まれ、上信越の山々のパノラマを楽しめこれまでにない達成感を味わえて最高だった。
同じルートの往復で所要時間は6時間30分、誰とも会うことはなかった。
トレッキング関連の記事
三浦アルプス縦走(南尾根)
10月の「白砂山」登山
11月の「浅間隠山」登山