「白砂山」は、野反湖から6Kmほど先の長野県、群馬県、新潟県の境にある二百名山、「ぐんま県境稜線トレイル」のコースの一部にもなっている山である。
標高は2,139m。
樹林帯を抜けると頂上まで見晴らしの良い稜線が楽しめる。
その稜線の美しを楽しもうと「白砂山」に登ることにした。
所要時間は、往復で8時間かかる。
10月中旬ともなると日没が早くなり5時までには出発点に戻れるようにする。
天気予報通り天気は晴れ、気温は5℃。
7時30分ころ、駐車場から出発。
登り始めてしばらくすると階段があり「野反湖」が見える。
一度登って下り沢に降りて沢を渡ると一気に急こう配を登り標高を上げる。
林が途切れたとこをは笹の葉が緑の絨毯のように生えて絵本のようで美しい。
標高が上がると紅葉しているような。終わったような。
登山道は踏み固められていないようでふかふかした感触があり、水で削られ溝になっているところもあるが比較的歩きやすい。
日陰にはきれいな苔が自生していて心が洗われるようだ。
再び「野反湖」が眼下に現れる。
「地蔵山」を通り過ぎてアッダウンを繰り返して「堂岩山(どういわやま)」に到着。ここを過ぎると樹林帯から見晴らしのいい稜線に出る。頂上まで2.1㎞とある。
頂上付近が見渡せる。近く見えるがのであと少しと思ったが。。。
「八間山」への分岐。昨年登ったことを思い出す。
気持ちのいい稜線を歩く。
両側の笹は刈られていて歩きやすい。
天気がよかったので、笹の「緑」と紅葉の「赤」のコントラストが美しい。
頂上へ向かって左側の山の様子。
「猟師の頭」到着。ここもピークになっている。
実は、ここから一気に標高を下げる。せっかく上ったのに。。。
「金沢レリーフ」。これは岩である。どこを歩いたらいいのか。岩を乗り越える感じだ。
山頂までの長い登り。体力勝負のところ。
景色を見ながら、休み休み登る。
午前11時30分ころ、「白砂山」山頂到着。
山頂からの景色。山並みが美しい。
次の山「上ノ山」へ道が続く。
山頂で気づいたこと。
山頂にはたいてい祠があるが、ここにはなかった。
午後1時に下山開始。
登ってきた道を戻る。
日没までに下山できるだろうか。
登山道の下を見ると小さな平原が絵本でいつか見たような景色があった。
アップダウンが続き、体力が消耗している。
日が傾き、なんとなく寂しい感じがする。
もうすぐ冬が来る。
午後4時30分ころ、出発点の登山口に到着。
この山は体力がないと登れない厳しい山だった。
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