最近、LPレコードが静かにブームになっている。
1980年代ころ流行ったシティーポップや歌謡曲、洋楽も見直されてラジオから曲が流れている。
レコードを聴くようになったのは、ある歌手が出したLPレコードを妻が買い、買ったレコードを聞くために3万円台のPionnerのレコードプレーヤーも買ったのがきっかけだった。
レコードを聴くにはアンプやスピーカーも必要だ。
押し入れの中を探し、高校生のころ使っていたYAMAHA A5アンプとJBL X-CONTROLという小さなスピーカーを引っ張り出してレコードを聴いてみた。
柔らかい音で深みのある音だ。
アナログレコードの音を見直した。
これをきっかけに学生の頃に買ったレコードも引っ張り出した。
レコード盤は、かびていた。レコード盤がかびるとは知らなかった。
どうすればいいのかとネットで調べたら水洗いするとあった。
レコードはビニールでできているから多分大丈夫だろうと中性洗剤で軽くこすって洗い、水ですすいで布で水気を取って乾燥させた。
カビは取れたようだ。
プレーヤーにかけてみた。
お気に入りのレコード数枚に音飛びがあった。
聞くたびに同じところで針が飛ぶ。
レコード盤の表面に傷などないように見えるが・・・
最近の流行に乗って、買いそびれたLPを買い始めた。
当然中古のLP。中古といえどもレコード盤は傷などなくいい音だ。
針と飛びのあるお気に入りのレコードを買いなおそうかと思うが、そういうレコード限ってプレミアがついて高い。
そんな時、ネットでレコード洗浄の記事があり、レコードは乾式と湿式の清掃方法があり、湿式で清掃すると音もよくなるとか。
もう一度レコード盤の洗浄にトライすることにした。
専用の液体を使って洗うと説明されていたが、溝に溜まったゴミやほこりを掃除するのだから水でも効果はありそうだ。
雨が降った日、好きなレコードを聴きながらのんびりと音飛びをするレコードを清掃することにした。
紙の上にレコードを置く。
中心のレーベルに水がかからないように布をかける。
レコードの表面に霧吹きを軽く霧を吹く。
古くなった眼鏡のレンズを拭く布で溝に沿って軽くこする。
両面終わったところで、湿っているレコードを乾燥させる。
レコードがピカピカ光って見える。
YAMAHA YDA138デジタルアンプとJBL X-CONTROLのスピーカー、PIONNERのターンテーブルの組み合わせで試しに聞いてみる。
曲が進んでいつも針飛びするところ近づく。
針飛びするか・・・身構える。
何もなかったように曲は流れていく。
好きなレコードがちゃんと聞こえる・・・うれしい気持ちになった。
他にも何枚か同じように洗浄してレコードを聴いてみたが、針飛びが治っていた。
溝にゴミがついていたのが針飛びの原因だったのだろうか。
手をかけてあげれば答えてくれる・・・アナログの世界は奥が深い。
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