7月の「四阿山」登山|こだわりのないブログ

7月の「四阿山」(あずまやさん)登山

2025年7月28日

去年、「鬼押し出し園」から見て登ってみたいと思っていた「四阿山」に登った。

長野県と群馬県の県境にあり、日本百名山の一つに数えられている2,354mの山である。

登山ルートはいくつかあるが、今回は鳥居峠から登ることにした。

「鳥居峠」林道入口

「鳥居峠」から登山口までは、フラットな林道で林道終点ロータリーまで車で行く。

登山ルート案内看板

山頂までのルートは、「花童子の宮跡コース」と「的岩コース」の2コースある。案内板では、 古永井分岐までの距離が「花童子の宮跡コース」7.2km、「的岩コース」2.5㎞となっているが、地図の所要時間ではどちらも登り85分、下り60分になっている。

「花童子の宮跡コース」入口

距離は長いが、登りやすそうな、右側の「花童子の宮跡コース」で登ることにした。(午前7時30分出発)

登り口から数メールは、草刈りがしてなくて熊笹をかき分けてしばらく歩いたが、熊笹がしとっていて一気にびしょぬれになってしまった。

「花童子の宮跡コース」入口

信仰の山の登山道。道案内のように一定間隔で祠が置かれていた。道は歩きやすく、階段も設置されている。

「花童子の宮跡コース」

出発して50分くらいして、「花童子の宮跡」に到着。

「花童子の宮跡」

建物の土台のだったのだろうか、石が積まれ遺跡のようになっている。修験道のひとつ白山信仰の花童子行者の徳行を称え祀った「花童子の宮」があったそうだ。今は東屋が立っている。

「嬬恋の景色」

視界が開けると眼下に「嬬恋」のキャベツ畑が見えた。雲が多くて周りの山が見えない。

「合流」

「的岩コース」との合流地点「古永井分岐」に到着。(午前9時)

ここの標高は、2,036m。久しぶりの2,000mを超えた地点に立った。そして、頂上まであと2.0kmだ。

「合流」

標高が上がってくると道に石ころが増えてきた。

「嬬恋清水」分岐

「嬬恋清水」分岐に到着。(午前10時)

説明によると、標高2,179mにあり関東最高点の湧き水で神秘の冷水とある。

標高2,000mを超えると息苦しく、動きが緩慢になってくる持病がある。100mほど下ったところに水源まで行くのはしんどそうなので、パスすることにした。頂上まであと1.0km。がんばろう!

「根子岳」からの合流

「根子岳」からの合流地点到着。(午前10時30分)

山頂まであと200m。もう一息だ!

第一の祠

山頂のようだが、表示がないので先へ。

第二の祠

第二の祠

「四阿山」山頂到着

「四阿山」山頂到着(午前10時45分)

雲の中

山頂で昼食と取りながら、小一時間ほど天候の回復を待ったが、残念ながら、景色はなし。晴れていれば、きっと雄大なパノラマが望めたのだろう。

下山をはじめたら、雲が取れてきて景色が見えるようになりはじめた。

鳥の声も聞こえ始め・・・

斜面を風が吹き抜ける・・・

「古永井分岐」で「的岩コース」で下る。2つのコースを比べると「的岩コース」の方が斜度が高いようだ。こちらを下って正解だったかもしれない。

的岩の案内板

分岐で「的岩コース」を下りはじめて「的岩」の看板のとおり、左の方向を見るとすぐそこに岩の壁を発見。

「的岩」は、はるか昔の四阿山群の火山活動で溶岩(マグマ)の貫入によりできたもので、その後、長い年月をかけ周囲の比較的軟らかい場所が侵食作用や風化作用によって削られ、岩脈の部分だけが残されて露出したもの。

近くで見ると本当に大きい。

壁の反対側は、足がすくむような絶壁になっている。

下山完了

「的岩コース」の登山口に無事下山完了。(午後3時30分)

山歩きだけでなく、見どころがあって楽しめた登山となった。

今回のコースは「ぐんま県境稜線トレイル」「四阿山頂コース」になっている。稲包山、谷川岳、白砂山に続いて、これで一つクリアできた。

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