エンジンが突然かからなくなった。
冬のある日、いつもの手順でモンキーのエンジンをかけようとした。
キャブレターについているチョークのレバーを上にあげ、イグニッションキーを右に回し、キックする。
いつもは、キックは2回もすればエンジンは勢いよくかかる。
この日は、3回目でエンジンがかかったが、不完全燃焼のようにすぐにエンストしてしまった。
その後、何回もキックを続けたがエンジンはかからない。
この日は、モンキーに乗るのをあきらめた。
その後も同じ症状が続く。
エンジンはちょっとだけかかるがすぐにとまる。
キャブが詰まっているのか、電気系統に障害があるのか。
プラグを抜いてみた。
かぶっている様子もないし、見た目では電極が消耗しているいるようにも見えない。
プラグは交換せずにつけなおした。
CDIとパワーケーブルをノーマルに戻したが、症状はかわらない。
キャブも純正に交換。
やはり、かからない。
わからないので、しばらく放置した。
モンキーのエンジンは75㏄にボアアップしてハイカム使用になっている。
ノーマルエンジンよりも高回転仕様になっている。
ノーマルの50㏄は6番のプラグがついていたが、75㏄に乗せ換えてからは、放熱性のよい7番のプラグをつけていた。
もしかしてプラグが原因かもしれない。
50㏄エンジンについていた6番のプラグに取り替えてみた。
キック2回でエンジンがかかった。
それから、問題なくフケ上がりもよくエンジンは動いていた。
その後2年間ほどはトラブルもなく気持ちよくエンジンは動いていた。
ところがまたしても、スロットルを開けるとかぶるようなガス欠のようにエンジンが不調になる。
エンジンが止まることはないが、スロットルを開けるとブスブスとエンジンがフケ上がらなくなる症状だ。
またしても、プラグだろうか?
プラグ5番に下げてみた。
症状が治まった。
念のため、新しいプラグに取り換えた。
高回転域までちゃんと回る。
プラグには番数の小さい焼け型と番数の大きい冷え型がある。
モンキーは、5~7番の範囲のプラグが適当。
メータも1周して10,000㎞を超えた。
そろそろ、エンジンのオーバーホールが必要なのだろうか。
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